***続***
”七夕の短冊にお願い事を書かせたらこんなこと書いてましたよ。
「いいこにしますから、おとうさんをかえしてください」
って・・・”
実は、この主婦の方は、
その1年前に旦那さんを交通事故で亡くしているんですよ・・・。
娘さんが、一生懸命に字を覚えようとしたことがここで初めて分かったらしいです・・・
いい話とおもいませんか?」
事務員「そうですねぇ~。」
営業「そして七夕の日、
パートが終わったその主婦の方が帰りに幼稚園に娘さんを迎えに行くと、
そこに先生の言っていた七夕飾りがありました。
その方は、一番目立つところに前日書いた短冊を飾りました。
”パパ、ありがとう。わたしもあいたい。”
って・・・」
営業の鈴木は、
微笑みながら目に少しだけ涙を浮かべ、
話が終わるとあいさつをして帰った。
数日後、山田さんは鈴木から生命保険の見直しをしてもらい鈴木の顧客となる。
さて、山田さんはというと七夕が近いこともあったせいか、
幼稚園のお迎えに行くと、
会うお母さん達に保険の営業から聞いたこの話をしゃべった。
生命保険の話を一切しない鈴木は、また紹介により顧客がふえていった。
***続***